思考法、発想法の本はたくさんあるが、この本のほかにない特徴を挙げるとすれば、
「コンセプト」という考えを持ち込んだことだろう。
事実について考えるインプットと、解決策について考えるアウトプットの間に、
解釈について考えるコンセプトという要素を入れたこと。
調べて「統合して」形にする。
確かに、どんなに魅力的なアウトプットでも、コンセプトからずれていれば、
離れていれば、使えない。考え直せ、だ。
なかなか面白い。
【1時限目 「考える力」とは何か?─過去を学んでも、新しいものはつくれない─】
「学び」と「考える」の違い
つくる・伝える・話す─すべての仕事のベースに
【マインドセット 「考えない頭」をリセット――固い頭をアイデア脳に変える――】
「アイデアとは何か?」を考える
【2時限目 インプット─「考える」のは情報収集から始まっている─】
「何を、どう集めるか?」を考える
「何を問うか?」を考える
「どう調べるか?」を考える
「どう整理するか?」を考える
あらゆる情報を集め、アイデアを面白くする調べ方大全
『正解のない問い』に挑む練習(1)
【3時限目 コンセプト─アイデアの肝を一言で共有する─】
「コンセプトとは何か?」を考える
「コンセプトをどう作るか?」を考える
「よいコンセプトとは何か?」を考える
『正解のない問い』に挑む練習(2)
【4時限目 アウトプット─アイデアを飛躍させ、人の心を動かす─】
「アウトプットとは何か?」を考える
「アイデアをどう広げるか?」を考える
「アイデアをどうまとめるか?」を考える
『正解のない問い』に挑む練習(3)
【5時限目 共創力で考える─型にはまらず、「考え方」を考える─】
「リボン思考」3つのポイント
「リボン思考」の物語
乃木坂46が考えた! 学びのブランドとは?
【おわりに】
「教養」とは考える力である
東京大学大学院総合文化研究科 真船文隆
- 感想投稿日 : 2024年9月16日
- 読了日 : 2024年9月17日
- 本棚登録日 : 2024年9月12日
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