東大教養学部が教える考える力の鍛え方 (SB新書)

  • SBクリエイティブ (2024年6月7日発売)
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思考法、発想法の本はたくさんあるが、この本のほかにない特徴を挙げるとすれば、
「コンセプト」という考えを持ち込んだことだろう。
事実について考えるインプットと、解決策について考えるアウトプットの間に、
解釈について考えるコンセプトという要素を入れたこと。
調べて「統合して」形にする。
確かに、どんなに魅力的なアウトプットでも、コンセプトからずれていれば、
離れていれば、使えない。考え直せ、だ。

なかなか面白い。

【1時限目 「考える力」とは何か?─過去を学んでも、新しいものはつくれない─】
 「学び」と「考える」の違い
 つくる・伝える・話す─すべての仕事のベースに
【マインドセット 「考えない頭」をリセット――固い頭をアイデア脳に変える――】
 「アイデアとは何か?」を考える
【2時限目 インプット─「考える」のは情報収集から始まっている─】
 「何を、どう集めるか?」を考える
 「何を問うか?」を考える
 「どう調べるか?」を考える
 「どう整理するか?」を考える
 あらゆる情報を集め、アイデアを面白くする調べ方大全
 『正解のない問い』に挑む練習(1)
【3時限目 コンセプト─アイデアの肝を一言で共有する─】
 「コンセプトとは何か?」を考える
 「コンセプトをどう作るか?」を考える
 「よいコンセプトとは何か?」を考える
 『正解のない問い』に挑む練習(2)
【4時限目 アウトプット─アイデアを飛躍させ、人の心を動かす─】
 「アウトプットとは何か?」を考える
 「アイデアをどう広げるか?」を考える
 「アイデアをどうまとめるか?」を考える
 『正解のない問い』に挑む練習(3)
【5時限目 共創力で考える─型にはまらず、「考え方」を考える─】
 「リボン思考」3つのポイント
 「リボン思考」の物語
 乃木坂46が考えた! 学びのブランドとは?
【おわりに】
「教養」とは考える力である
東京大学大学院総合文化研究科 真船文隆

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年9月16日
読了日 : 2024年9月17日
本棚登録日 : 2024年9月12日

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