mayuの本棚

初めての朝井リョウ。
映画化もされて、主題歌もいいし、直木賞だし、間違いないだろうと思って手に取り、思った以上にどんぴしゃだったので興奮した。

就活をまず思い出して痛い自分も思い出す。
今あの延長線上にまだ自分はいると思うと、ちょっとまだ当事者意識は残っている。

今だって痛い。
でも意外と陥ったら客観的に見られないものだなぁ。

自意識がんじがらめの自分。
考えて考えて一周まわって何もしないで、結局何も生み出せない自分。

その「考えて考えて」の部分は、誰ももう見てくれない。
かっこ悪くても行動に移す。


朝井リョウの観察力もすごいし文章も読みやすい。
久しぶりの小説なのに一気読み。


他の本も読んでみよ。

すっと入ってきて、なんとなしに選んだのに求めたいたものと重なってすごいなと思った。周りにごちゃごちゃしている時期で、自分自身の内面もごちゃごちゃしてて、要らないものを捨てる勇気が生まれる。
でも本は捨てられません〜。
お洋服とか、これからシンプルにしていこうと思った。
捨てるって、自分にとって大切なものはなんだろうって考えることでもあるのかな。

ちらっとしかでてない風早君。でもやっぱり男前。
ケントのいつもと違う不機嫌な感じが、やっぱりまだ高校生だなーと思わせた。
みんなまじめだな！いい子しかいない。

義父に借りた本。
もともとタイトルは聞いていたし気になっていたけれど
犬派なので読むまでには至らなかった。

久しぶりの読書にぴったりだった。
あっさりと読めてきれいな文章が気持ちよかった。

ところどころにぎゅっと掴まれるような表現もあり。
母親への愛情が、母親になったばかりの私にはぐっときた。

安定の面白さ

八軒がかっこよかった～

引き算のルールが多いと思った。
余計なことは言わないとかアドバイスは求められてからとか。
読んでいると、自分がどれだけ出しゃばりな話し方していたかに気付かされる。
無意識でも、相手にとっては不快に感じていたかもな・・・という戒めになる。
まずは自分を客観的に見る余裕を持つことから始めてみようと思う。
吉原さんの他の本も読んでみたい。

風早かわいーーーーーー

大学時代を思い出す。
なんか、すらりと読めていいんだけど、すらりと読めちゃっていいのかみたいな気持ちになる。
大学生の友達に恋バナを聞いているような。
よくある少女マンガを読んでいるような。

充実感はないけど、なんか、大学時代のむずがゆさが戻ってきて変な感じ。

完全に表紙に惹かれて買っちゃったけど、人には紹介しないかな～。

なんか、ぷんぷんが少しだけ幸せになっている。
でも大人になっていくと自分が思ってもいない経験をしてきた人に出会う。
心もうまく開けてくる気がするんだな。

ひさしぶりのニーチェをおさらいがてら立ち読みで読破。こういった哲学系はたまに読むともっと読みたくなる。分かりやすいシリーズだと軽く読めるから他も挑戦してみよう。

むかし、先輩に読んでと言われて酔っぱらったまま読んで何か違和感を感じながらそのままにしていた本に、偶然再会。

先輩がおすすめしていただけあって、この微妙な空気感はすごい。
人の人との関わり方の繊細なところをうまく描いている。

表現の角度がいろいろあって、きっちりと物事は合わさらないできれいには飲み込めないけれど、これがリアルだよなーって感じる。

痛いけど、人と触れ合うことができないってことは薄っぺらい。
痛いけど、人と触れ合うことはこういうことだって感じる。


いいかんじのぎこちなさ。

大学時代、同じくらいの歳の娘が書いてるから嫉妬して読んだ。
技術とか才能とかうんぬんより、隠さず吐き出すように表現できることに
いいなあって思った。

COSMIC BOXのコードが素敵すぎる。
子供に戻って泣きそうになる。

トシの母親が痛すぎる。

とにかく痛い。

三巻以降が読みたいけど、怖くて読めない。

いや本当は読みたいんだけど。