犬の記憶 (終章) (河出文庫 も 4-2)

著者 :
  • 河出書房新社 (2001年11月20日発売)
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本棚登録 : 113
感想 : 7
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82年の初巻では苦々しくも凝縮された自身の内面語りが中心だったが、98年の本巻では齢も重ねどこか淡々とかつての出来事を回顧していくような筆運び。
個人的には前者が好みであった。
十数年経った今回においても、いくつかの同じ言い回しや状況描写が登場する。それらは出力を繰り返すことで彼の血肉となった言の葉なのだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセー
感想投稿日 : 2016年4月17日
読了日 : 2016年4月17日
本棚登録日 : 2016年4月17日

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