17世紀スペインの哲学者であり修道士であるバルタザール・グラシアンの287の教え。
最近よく読んでいる本や触れている考えとは対極に位置するような教えに違和感を抱く。
特に
「喜ばれることは自分でやり、喜ばれないことは人にやらせる」
という言葉は目次をめくったときに目に飛び込んできて、愕然とした。
ほかにも愕然とするような言葉がたくさんあったけれど、よくよく考えてみるとそれが現実なのかもしれないと思う。
多く語られている自己啓発やスピリチュアルなどがきれいごとなのではないかと。
そう思うと納得できる部分がいくつも見つかる。
正直でいるだけでは生き抜くことはできないのかもしれない。
賢く生きる智恵を持つ者だけが人生という旅を無事に終えられるのかもしれない。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2009年2月11日
- 読了日 : 2011年6月27日
- 本棚登録日 : 2009年2月11日
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