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[鹿大図書館学生選書ツアーコメント]
「人類の文化は死にともなうあらゆる恐怖とともに、死によって豊かになってきたのだ」
我々人類の歴史はその始まりから現在まで、どの文化圏にあろうと、常に「死」と共にありました。
その長い歴史の中で生まれた、様々な文化圏の「死」にまつわる多種多様な儀式や作法などが本書では記載されており、大変興味深い一冊となっております。
と同時に、あなたは本書を読めば気づくでしょう、たとえどの時代にのどの文化圏にいようとも、死によって生の尊さが際立つということを。

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「先生、自分は死んでいると話す患者さんがいます。すぐに来てください」

私たちはどのようにして自分のことを自分であると認識しているのでしょうか?
私の右手は私の手であると、異物感を感じずに―骨折したときにつけるギプスのように、この小指は私の体にくっついているだけで私の体ではない!、という感覚を感じずに―分かるのは何故でしょうか?
この本では、様々な精神疾患の症例を挙げながら「自己」という感覚について記載し
ております。
症例の一つ一つが具体的で分かりやすく書かれており、とても読みやすい一冊となっております。
読了すれば、時に強くもあり、時に弱くもある「自己」を、一層愛おしく感じるようになるでしょう。

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交通事故で妻を失った男性は、人間だけが進化で得た「泣く」ことができなくなった

強烈なタイトルに衝撃を受け、思わず手に取ってしまった一冊です。
数々の「こころの壊れた」患者さんのエピソードを、光で細胞の機能を操作する光遺伝学の視点から書かれている本です。
文学的な表現で書かれているため著者の文学への造詣も垣間見ることができ、とても面白い一冊になっています。

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あなたは悪事に手を染めない自信はありますか?
ー スタンフォード監獄実験をリアルに再現した一冊 ー

本書はスタンフォード監獄実験を皮切りに、数々の悪に関する実験、アブグレイブ刑務所の虐待事件について詳細に述べられ、普通の人間が悪を許容し、自ら参加するようになる原因を探ってゆく本となっております。
タイトルにある「ルシファー」は堕落した天使の名前ですが、この天使と同様に、たとえ普通の人であっても、人間は誰しも悪に手を染める可能性を秘めております。その一方で、人間は悪の誘惑を断ち抗うことができる可能性も秘めているのです。
本書を読めば、過去の人間によって行われた残虐行為も英雄行為も、とても他人事の
ようには思えなくなります。

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[鹿大図書館学生選書ツアーコメント]
触れ合いの多いバスケットボールチームは強い!?

触角と感情は切っても切れない仲といっていいほど密接に繋がっています。
この本では直接触れることによって感情にどう影響が出るか?などについて、
皮膚や脳や神経のお話も交えながら、科学的に述べられています。

読んだ後に誰かに話したくなること、間違いなし!

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[鹿大図書館学生選書ツアーコメント]
「正常とは有害な幻想である」
「スティグマは」日本語の「偏見」や「差別」に該当する言葉だと言われておりますが、この本では精神疾患や発達障害に対する「偏見」や「差別」を主に扱っており、
その変遷を社会的・文化的に述べた本となっております。
スティグマがこれまで構築と再構築を重ねてきた歴史を持つからこそ、私たちはその
流れを変えることができる可能性を持っていることに、著者は気づかせてくれます。
私たちが分けているであろう正常・異常の境界は存在するものなのか、考えさせられる一冊です。

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