贋金づかい

著者 :
  • 新潮社 (1988年6月1日発売)
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本棚登録 : 16
感想 : 2
4

30年前の小説ですが、昨今の欲の在り方を予期しているかのようです。特に、膨張と縮小のくだりなど。

私は個人的に、尾辻作品の胡桃子(本作では絹丸)の存在感がとても好きなのですが、この小説ではクライマックス(というのか…?)でその存在感が少し薄まらざるを得ないつくりになっていて、ちょっと残念でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年6月9日
読了日 : 2017年6月9日
本棚登録日 : 2017年6月3日

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