30年前の小説ですが、昨今の欲の在り方を予期しているかのようです。特に、膨張と縮小のくだりなど。
私は個人的に、尾辻作品の胡桃子(本作では絹丸)の存在感がとても好きなのですが、この小説ではクライマックス(というのか…?)でその存在感が少し薄まらざるを得ないつくりになっていて、ちょっと残念でした。
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- 感想投稿日 : 2017年6月9日
- 読了日 : 2017年6月9日
- 本棚登録日 : 2017年6月3日
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