エッセイ。著者がスノーボードを始めはまっていく様を中心に。
同じようなころに同じような場所でスキーをやっていたころのエッセイなので好ましく読めた。
今週は東野圭吾週刊だな~といわんばかりに、「ちゃれんじ」読了。
2002年のエッセイ。
著者がスノーボードを始めたところから話が始まる。
44歳の手習いというわけだが、もともとがスポーツマンの著者らしく難なくこなしはまっていく。
読んでいて、
「2002年ごろというと、丁度私も雪山に頻繁に言っているほうだった頃だな。」とか
「ザウスは2002年がラストだったのか。」など。
当時を懐かしく思いだした。
通っていた場所もだいたい同じスキー場に行っているようだった。
それにしても、始めてからのはまり具合がすごくびっくりする。
2002年3月末に始め、すぐにシーズンオフに入るとザウスがクローズする9月末まで通い詰め、2003年シーズンが始まるとすぐにスキー場へ。
閉め切りを掻い潜ってすごい情熱だね。
おもに、スノーボードの話だが、カーリングに挑戦したり、ワールドカップ観戦したりとスポーツがらみの話もある。
そして、その年に映画化された「レイクサイド・マーダーケース」についても1話書かれていた。
その中に、著者は映像化が決まった時点で、相手を信頼して任せているので原作と違う部分があっても構わないという風に書いている。
このエッセイ以外でも、そのようなことを書いているのを読んだような気がするし、そのスタンスは良いなとも思う。
その上で、出来上がった映像を見て私たちが原作と違うって違和感を感じるとか面白くないというのも自由であるw
「流星の絆」のドラマが非常に面白かったのだけれど(クドカンが好きなので)、かなりコメディタッチに演出されていて原作とは雰囲気が全く違っていて、それは東野圭吾のそのスタンスのおかげなのだなと思うし、きっと映像化する側も敷居が高くないのでしやすいところもあるのだろう。
そのおかげで東野作品の映画やドラマが多くみられるのは良いことだ。
たまに、ハズレもあるけどね。
- 感想投稿日 : 2016年9月15日
- 読了日 : 2012年6月23日
- 本棚登録日 : 2016年9月15日
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