いつもは時代劇ばかり見ている私ですが、何故か久々に現代物が見たいなぁと探していたところ、出会いました。
基本、好きなのは時代物・現代物を問わず、切ない系のストーリーです。
今回は特に、現代に生きる若い男女のピュアで爽やかな恋物語りを希望していたので、これはドンピシャリでした!
ストーリーは学生時代に知り合った若いカップルが卒業、それぞれの進路に進み、男性は建築家として外国に行くというチャンスを掴むことに。
しかし、彼は彼女の側にいたいという気持ちが強く、行かないと彼女に告げる。
彼女もまた彼を大好きなのに、彼の将来を考えて
―あなたのことなんか、何とも思ってない。
と、身を引いた。
男性は傷ついたまま単身外国へ。そして、様々なことがあって、二人は再会、大切な想いはきちんと伝えなければ伝わらないという気持ちで、まだ互いに好き合っているということを確認。
最後は二人の結婚式の感動的な場面で終わります。
この物語りは本当に、どこにでもある、ごく平凡な一組の恋人たちの姿を描いています。学生時代から付き合い始め、違う職場になって少しずつすれ違いが増え、やがて遠距離恋愛へ。
この場合はヒロインが遠距離になる前に身を引きましたが、やはり遠距離恋愛にはなると思います。
そして、様々な葛藤と試練があり、最後は互いがどれだけ大切な存在かに気づき、再び寄りを戻す。
恐らく日本全国に多少、状況は違えども、この主役の二人のような恋愛過程を辿ったカップルはごまんといることと思います。
だからこそ、これを見た人がどう思うかは、それぞれだと思います。
何もたいしたことは起こらず、ありふれた恋愛を描いただけで、つまらないと取るか、それとも、ありふれた恋愛だからこそ、リアリティがあり共感できるか。
私は後者でした。
残念ながら、私自身にこのような切ない恋愛体験はありませんが―笑、
同じ女性としてヒロインの気持ちの揺れは、とても理解できました。
また、主役のカップルだけでなく、ヒロインが取材にいった花火師の夫婦も破局寸前であったのが、ヒロインの機転で寄りを戻すことができたことは、この物語りが二つのカップルの破局と再生を描いたものであるともいえます。
ドリカムの未来予想図は、私が若かりし頃、青春時代を彩ってくれた想い出の歌で、よく聞いた記憶があります。
今回、この映画を観ようという気になったのも、ドリカムの歌をベースに話が作られたということも大きかったです。
いつ聞いても、やっぱり良い歌ですね。
- 感想投稿日 : 2015年5月23日
- 読了日 : 2015年5月23日
- 本棚登録日 : 2015年5月23日
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