蜜蜂と遠雷

4.35
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本棚登録 : 10323
レビュー : 1360
著者 :
megumi94さん 小説   読み終わった 

素晴らしかった。本を開くとおもちゃ箱をひっくり返した様に楽しく美しい音が鳴っていて、音楽のうねりが見える様な、そんな本でした。
3人の天才と1人の素晴らしい音楽家がコンクールという場で競い合う物語。けれど、それぞれ、闘っているというイメージではなくて、純粋に一生懸命、奏でている。駆け引きなんてなくて、蹴落とすなんてなくて、高め合っている場が、コンクールだという感じ。
皆、天才なので、失敗なんてしないし、安定している。しかも皆良い人。これだけならとても平坦な物語になりそうなのに、すごい熱量を感じられたのは、恩田陸さんの音楽への憧れと表現力、これを描きたかったのかなぁ。すごかった。
物語の展開にワクワクするというより、一人ひとりの音楽を文字で素晴らしく表現していて、音が聞こえてきそうで情景が想像出来る。そのオマケでストーリーがあるんじゃないかというくらい。本なのに音楽のうねりに飲まれる様な、そんな作品でした。

レビュー投稿日
2019年4月22日
読了日
2019年4月21日
本棚登録日
2019年4月21日
8
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