スティーブ・ジョブズ I

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本棚登録 : 6218
レビュー : 658
制作 : 井口 耕二 
Megさん 仕事に役立つ   読み終わった 

間違いなく21世紀が生んだ偉大なカリスマの一人、スティーブ・ジョブズの伝記。

私はエンジニアではないけど近しい業界で働いているし、いち消費者としてアップルの製品は好きなので、アップルを率いたジョブズという人間のこと、そして会社がどのように変遷していったのかを知ることができて単純に面白かった。
というかうちの会社とも縁があった人なのだなぁ、わが社も色々あるけど歴史のある会社なのだなぁと実感したのが良かったことの1つ。

ジョブズというカリスマの伝記としても確かに面白いのだけど、どの会社も始まるときは小さくて、成長して大きくなったように見えても意思決定がワンマンだったり理不尽だったり、結局は人間の集まりで動いているんだっていうことが良く見えて面白かった。
ジョブズの人生はそのままアップルという会社と深く結びついているから、この自伝を通じていやでも会社の成り立ちというか、会社がどう動いていったのかということがわかる。革命的な成功も多いけれどそれなりに失敗もしているし、そのあたりが冷静に記されていて興味深かった。

ジョブズ自身に目を向けると、病的なまでのこだわりや完璧主義、爆発的なエネルギーがすごいと思う。他人や家族や自分を傷つけたとしても止めない(止められない)意志や自我の強さについては「すごいなぁ」と思えどそれほど共感できるものは無いのだけど、とにかく自己を正当化できてしまうだけの主義があるというのはすごい。彼は彼なりに「カスタマー・セントリック」であり続け、そうである自分を誇りに思っていたはずだ。そういう主義があるのはすばらしいなと思う。

というわけで面白い本でした。
ちなみに訳者は元シングルスケーター→アイスダンサーの東大出身の方。世の中すごい人って一杯いるんだなぁ。
そしてこの本は某アイスダンサーの方に以前お借りして読んだので、そういう意味でも面白かったりして。

レビュー投稿日
2017年5月11日
読了日
2013年8月3日
本棚登録日
2017年5月11日
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