映画はおそろしい

著者 :
  • 青土社 (2001年2月1日発売)
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感想 : 8
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ありがたく読んだ。黒沢監督は小難しいこと、理屈っぽいことを一切言わない。〇〇主義やら○○イズム、そういう用語を使わずに自分の考えを語れる人なのだ。論旨はあくまで明晰。うっとりするほど明快。これは本当に尊敬に値する。

*小説における過去形の効用、それが映画では使えないこと。
*映画におけるたけしの無表情について。あれは気もそぞろだというのにははっとさせられた。そして特徴的な笑顔についても。
*青山真治『Helpless』観たい。
*サンダンス・フィルム・インスティチュート滞在日記、面白くて永遠に読んでいたかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2018年1月9日
読了日 : 2018年1月9日
本棚登録日 : 2018年1月9日

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