秘密: パレスチナから桜の国へ母と私の28年

著者 :
  • 講談社 (2002年5月1日発売)
3.93
  • (9)
  • (9)
  • (11)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 97
感想 : 23
4

私にとって生まれる前の出来事である日本赤軍の事件は遠い昔の出来事だ。
私が日本に生まれ、平穏に生きてきた同時期に筆者が重信房子の娘として身分を隠し、生きてきたとは読み終わった今でも信じられない思いだ。
「母たちは方法をまちがえ、そのために思いを十分に伝えられなかったという悔念の思いが強い」という一文があったが、その言葉どおり、アラブの世界では英雄である日本赤軍の思想、起こした事もはっきり理解する事ができないでいる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年12月28日
読了日 : 2020年12月28日
本棚登録日 : 2020年12月28日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする