一人の派遣社員の女性が何者かに殺害された。そして突然亡くなった女性のことを教えてくれと無礼な態度や口振りでしつこく尋ねてくる20代の男が現れた。派遣された先の上司、隣人の女性、彼氏、母親、次々と尋ねていった先で少しずつ女性の境遇が明らかになっていく。彼は自分で頭が悪いと言い、謝る。けれど彼の場合は頭が悪いというのとは違う、物の見方が人と違っているだけだ。だからこそ、相手の話をよく聞いていて惑わされずにズバっと言えるのだろう。殺された女性も不思議な女性だったけど、彼もどんな生活を送ってきたのか気になった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2013年2月28日
- 読了日 : 2013年3月3日
- 本棚登録日 : 2013年2月28日
みんなの感想をみる