最初の「シークレット・メッセージ」の部分でいきなりハッとした。
同じものを見ても、コリアンの受け取るメッセージと日本人の受け取るメッセージは違う。
私が「無自覚なヘテロ」に感じるどうしようもない無神経さと同じものを、私も完全マジョリティな場面では持っている。
国籍や地域関係のクローゼットに対する自分の感覚の鈍さを改めて突きつけられる。
糾弾されているわけじゃないけど、気づかざるを得ない。
「そうなった背景」と、「こうなっている現状」をセットで描写する。
「取材対象」を観察するんじゃなくて、人と知り合って会話する。
そういう誠実な姿勢だから、日本も韓国も嫌悪せずに問題を見つめられる。
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読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史(人・出来事・点)
- 感想投稿日 : 2011年11月5日
- 読了日 : 2011年11月5日
- 本棚登録日 : 2011年11月4日
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