植物学者フランシス・アレ氏と森の関わりを追ったドキュメンタリー映画「Il était une forêt」(リュック・ジャケ監督)にインスピレーションを得て描かれたもの。とのこと。
本としては好きじゃないけど絵は好き。
絵だけ見ていたい。
フランシスさんは森と町の境にすんでいる。
一方の道をたどれば森、もう一方の道は町に続く。
(ハナさんみたいだ)
画用紙と鉛筆と消しゴムを持って、毎日森に行く。
夢のなかみたいな景色の森は現実のものとは違う。
木も草もひとつひとつは現実の形。
でも大きさと色が違う。
明るい色・暗い色の背景に巨大な草花と透き通る大木が重ねられてできた絵は不思議空間になる。
「モチモチの木」や「はてしない物語」の光景が浮かんだ。
フランスの人なのに植物が南国だとおもったら、どうもアフリカが舞台のようだ。
自然破壊よくないよねみたいな話なんだけど、アフリカでフランスの人がなんかやってると斜に構えてしまうわ。
なぜそうなるかが描かれないからなおさら。
私の好みとしては、教育絵本ならファンタジーにせず現状と原因をきちんと知らせてほしいし、娯楽の絵本なら半端に社会問題を挟まないでほしい。
この扱い方は好きじゃない。
ほんと、絵は好きなんだけどな。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
児童書・絵本
- 感想投稿日 : 2014年10月13日
- 読了日 : 2014年10月12日
- 本棚登録日 : 2014年10月13日
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