悟浄歎異 ―沙門悟浄の手記―

著者 :
  • 青空文庫 (1999年2月9日発売)
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本棚登録 : 19
感想 : 6
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『悟浄出世』http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/7/002521のその後。
頭でっかちで動けない悟浄からみた仲間3人の分析。
ネガティブにしてぐだぐだな考察独り語り。

ああなんか、うん、そういう感じ。
清廉な師匠への軽蔑と尊敬、まじりけなしのヒーロータイプな悟空に対する憧れと劣等感、単純なだけでない八戒への警戒と信頼、とか。
並はずれた人たちのそばにいてあくまで秀才どまりの努力家の、卑屈な自負に先日読んだ『駆け込み訴え』http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/B009IX8IZ4を連想した。

この鬱陶しさスキスキ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: セクマイ読み
感想投稿日 : 2015年11月1日
読了日 : 2015年7月19日
本棚登録日 : 2015年7月20日

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