小説日本婦道記 (新潮文庫)

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本棚登録 : 564
レビュー : 68
著者 :
ceeさん 小説   未設定

女性たちを中心に描かれた短編集。
現代とは全く違う生き方しか選べない女性たちが、その環境の中で精いっぱい魅せてくれる生き様が本当に素晴らしい。誰かのために、誰かを思い、誰かを支えて、様々な女性たちが自分の人生さえも犠牲にする。どの物語にも自己犠牲がありながら、その生き様を自ら選んだ女性たちの芯が通っていて強い。
日本女性の奥深さを感じて、涙なしには読めない作品だった。この時代の女性だけが持つ覚悟。それは決して現代人には感じることが出来ないもの。
男女平等が叫ばれる今の時代に到底そぐわない作品だと思う一方、別にこういう生き方があっても良いんじゃないかと思う。とにかくどの女性も、覚悟を抱いて自分の人生を生きたのだから、誰かがどうこう言うことじゃない。
個人的には特に二十三年と梅咲きぬ、糸車が好き。

レビュー投稿日
2018年9月22日
本棚登録日
2018年9月22日
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