文章添削トレーニング: 八つの原則 (ちくま新書 189)

著者 :
  • 筑摩書房 (1999年2月1日発売)
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本棚登録 : 76
感想 : 12
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具体的「悪文」を挙げつつ、何処が悪いのかを演習形式で指摘していく書籍。最初は「てにおは」や一文の区切りといったやさしいものから、徐々に文章の論理性、段落の意味づけなど、やや高度の文章表現に移っていく。内容は良いが、読み物としてはあまりおもしろくない。以前読んだ清水義範の方がおもしろくてためになる。ただ、情報量は圧倒的にこちらが上。余談だが、悪い文章の例として大学生の評論文が挙げられているが、それを読んで痛感するのは文章表現の拙さよりも、学生の視点の浅さ、陳腐さであった。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 社会・教養
感想投稿日 : 2007年7月15日
本棚登録日 : 2007年7月15日

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