ルート225

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本棚登録 : 322
レビュー : 68
著者 :
krkさん  未設定  未設定

自宅近くで道に迷った中学生の姉弟。ようやくのことで帰り着いた家には、なぜか両親がいませんでした。
他にも、死んだはずのクラスメートが生きていたり、巨人の高橋由伸が太っていたりと、今までとは世界が微妙に変わっていました。
テレホンカードで元の世界の母と交信を試みるも、あちらに戻る方法はいっこうに見つかりません。弟は必死ですが、そんな弟を、姉はやや意地悪な冷めた目で見ています。

パラレルワールドというSF的題材を扱っていながら、物語は問題を解決しないまま、きわめて現実的に回収されてしまいます。いっぽう、半透明の父母が写った家族写真など、不思議で泣かせるエピソードもあります。ストーリーはほとんど無いに等しいのに、面白い。ふしぎな一冊でした。

レビュー投稿日
2012年1月21日
本棚登録日
2008年7月21日
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