広く浅く臨床心理学の諸流派の理論を紹介している。
精神分析から行動論的心理療法、集団・家族にも触れており、とっかかりにはいい本だが
薄い本なので読みやすい分、すべての学説を網羅しているとは言いがたい。
転移とその分析が、精神分析他の心理療法の区別になるというのはよく分からなかった。
他の流派でも転移については扱っていると思うのだけれどなぁ。
後半で心理学の学習や研究についても考察しているのが興味深かった。
事例研究とは技法の評価ではなく、より有効な技法を見出だそうとすることだそうだ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
心理学・精神医学
- 感想投稿日 : 2010年12月29日
- 読了日 : 2010年12月29日
- 本棚登録日 : 2010年12月29日
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