パレスチナ (岩波新書 黄版 382)

  • 岩波書店 (1987年8月20日発売)
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本棚登録 : 55
感想 : 7
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学生の頃イラン・イラク戦争のニュースを見て、なんとなく中東が気になり、9.11で「これは真実を知らないと地球人としてまずい!」と思っていたところで10年ほど前に本書を古本屋で見つけた。
ページを開くと、どうも先に進まない。文章は悪くないのだが、聞きなれない地名などの固有名詞が大量に出てくるので、目で追っていると頭がぼぉ~っとする。時系列も頭に入ってこない。
「だめだこりゃ」と10ページ程度で断念。
その後、記憶では1回チャレンジしたがやはり10ページ。。。
そして今回、三度目の正直と気合を入れて表紙をめくった。「こんどこそ、こんどこそはぁ!」で30ページまで突進。しかし、以降スピードダウン。40ページで諦めムード。。。
でも、ちょうど「なんで中東はいつももめているのか?」ということが分かってきたので、どうしても本書の全体像が知りたい。
なのになぜ読めないのか? 
どうやら、前半に大量&連続する組織名と人名が覚えられないかららしい。
と、いうことで後半2分の1から再スタートすることにした。
したがって全体の60%強しか読んでいないうえでの感想。

・問題がスタートしたのは何千年も前と思っていたのに、実は20世紀に入ってからでじゃん。

・やはり、諸悪の根源は欧米(植民地主義)じゃん。

・その結果、一部の中東の人たちが置かれている立場は理不尽極まりない。「もし自分がその立場だったら」と想像すると吐きそうになる。

現在、アメリカもヨーロッパも移民のことで大変だけど、やはり、やっぱり自業自得なんだなぁ、という理解となりました。

とはいえ、本書は80年代後半に書かれたものなので、最新の偏らない情報が分かる本を読んでみたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年3月10日
読了日 : 2017年3月9日
本棚登録日 : 2017年3月10日

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