枕草子のなかの「歴史」を中世日本史専門の著者が読み解く。
一番注目している点は、枕草子では、官名のみで人物を示しすことが多いのだが、そこを「誰を」さしているのかはっきしさせ、そこから清少納言が、定子に仕えるようになったきっかけや時期を、定説とはちがった推定をなしたところ、だろう。
へーこのひとが、この時期に、と、読み直すと、既存の「清少納言」のはなしもまたちがった観点から読めますね。
とはいえ、今回、これを読んだ後に宮木あやこさんのフィクションを読んだので、「・・・・・五味先生の意見に従ったらこれはちがう・・・・」と違和感にさいなまれました・・・。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション・評論
- 感想投稿日 : 2014年8月7日
- 読了日 : 2014年8月7日
- 本棚登録日 : 2014年8月7日
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