都立桃耳高校 神様おねがい篇 (新潮文庫 む 8-15)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101159256

作品紹介・あらすじ

神様おねがい!アイツの隣に席替えしたいの…。時は1970年、よど号がハイジャックされるわ、大阪で万博は始まるわ、ジミ・ヘンは死ぬわで、もう大変!だったあの頃も今も、高校生の願いは変わらない。深夜放送に眠い目をこすり、創刊されたアンアンを読みながら大福の誘惑に涙を浮かべるちょっと太めのロック少女タヤマシゲミが、文庫書下ろし小説に登場。

感想・レビュー・書評

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  • 星は三つと半分。感想は次に読んだ「都立桃耳高校(放課後ハードロック編)」に

  • わたしが生まれる前の、1970年の高校生たちの話。シゲミたちと同じ頃に青春を過ごしていたら凄く懐かしかっただろうなあというような具体的な単語たちに、ちょっと勿体無いような気持ちになる。でもわからなくても段々と世代を問わない感じに入り込め始めて、物凄く古さに溢れてはいるのだけれど、楽しめた。ダイエットはしたけれど、シゲミの太めの体型も何だか身近に感じてしまう。寄り添い易くて、明るくてカラッとしていて、良かった。

  • 職場の人の母校ということでお勧めされました。

  • 登場人物の名前を殆ど覚えてなかったので、最後に出てきた女の子が誰か分からんかった。自分は男子校出身なのでイベント毎に次々とカップルが誕生する共学校が羨ましい。もし、共学に通っててもシゲミ状態やったと思うけど。加藤剛、もし似てたとしてもオモロイだけやと思うのは今やからで、当時は男前やったんやろなぁ。

  • 面白かった~!
    私より上の年代の設定だけど、わかるわかる、って思わず笑ってしまう。(特に深夜放送のくだりとか)

    群さん、昔エッセイを読んだことがあるけれど小説は初めてかも。
    携帯のない、社会にも現代のような閉塞感のない時代の青春小説。
    楽しめました!

  • 女の人で、思わずプッと吹き出してしまう可笑しい文章をかける人は少ないと思うのですが。
    群ようこはその数少ない一人だと私は推します!
     
    主人公とその家族・友達の性格が、手に取るようにわかるのです。こんな仲間たちとの高校生活、絶対楽しいはず。
    類は友を呼ぶというけど、本当にそのとおり、愉快な仲間が集まってきています。
    あまりにもおかしくて、さばさばと自立してて逞しいので、女子高生というより男子高の話のようです。

  • エッセイばっかり読んでたけど小説もおもしろかった

  • 2008.9/21
     群ようこ。

  • 高校生のときに読んだ。
    主人公がかわいい性格だったような…

  • 群さんと同じ年代なので、懐かしく読みました。

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著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2023年 『老いとお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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