虚空の旅人 (新潮文庫)

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本棚登録 : 4426
レビュー : 445
著者 :
mgsaekiさん 上橋菜穂子   読み終わった 

隣国サンガルの新王即位の式典に帝の代わりに参列するチャグムの話。

都でのチャグム達の話、突然襲われて家族と離れ離れにされたラッシャローの娘スリナァの話などが絡み合い、様々な文化、考え方をする人達の駆け引きが緊迫して面白かったです。

異なる文化の中にも〈ナユグ〉と〈ナユーグル〉みたいに似たような名称があったりして、あまり他国と関わってなかったような新ヨゴ皇国もやはり歴史の中で他国と繋がっているんだなぁと思いました。

それぞれの民族の違いを違和感なく読ませてくれて、本当に上手いなぁと思います。

チャグムもあれから3年経って、少し大人になったようで。頭の回転の良さが、素晴らしい帝になっていくんだろうなぁという期待を感じさせます。
新ヨゴ皇国の王宮にずっといるのではなく、他の国へどんどん出て行って見聞を広めていってほしいと思います。
ラストの「虚空を飛ぶハヤブサのように、どちらとも関わりながら、どちらにもひきずられずに、ひたすらに飛んでいきたいと思う」というタイトルに繋がるセリフが格好良かったです。

レビュー投稿日
2019年1月28日
読了日
2019年1月28日
本棚登録日
2019年1月28日
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