精霊のクロニクル

著者 :
  • 角川春樹事務所 (2009年9月1日発売)
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本棚登録 : 28
感想 : 4
3

題名から、完全ファンタジーと思いきや、中身は日本の縄文〜弥生の歴史色の方が強かったです。
現代の東京に住む少年の話が夢をみる、という形で、それぞれの時代の話が少しずつ進んでゆきます。よくあるパターンといえば、そうともいえる。

個々の昔話は、生活様式の描写などが細かく(正しいのかどうかはわからないけど)、それなりに面白く読めます。
でも、間の少年の考えは、どう読んでも作者の主張を代わりに語ってるとしか思えず、しかも物語と余り関連性が見当たらないので、やたら目についてしまった。なんというか、少年が小賢しくみえる…
最後のオチも、それでいいのか?という感じで、寧ろ少年の話要らなかったんじゃないか、という気がしました。。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2010年11月1日
読了日 : 2010年11月1日
本棚登録日 : 2010年11月1日

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