題名から、完全ファンタジーと思いきや、中身は日本の縄文〜弥生の歴史色の方が強かったです。
現代の東京に住む少年の話が夢をみる、という形で、それぞれの時代の話が少しずつ進んでゆきます。よくあるパターンといえば、そうともいえる。
個々の昔話は、生活様式の描写などが細かく(正しいのかどうかはわからないけど)、それなりに面白く読めます。
でも、間の少年の考えは、どう読んでも作者の主張を代わりに語ってるとしか思えず、しかも物語と余り関連性が見当たらないので、やたら目についてしまった。なんというか、少年が小賢しくみえる…
最後のオチも、それでいいのか?という感じで、寧ろ少年の話要らなかったんじゃないか、という気がしました。。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2010年11月1日
- 読了日 : 2010年11月1日
- 本棚登録日 : 2010年11月1日
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