本書を読んで、著者の「ジョーカー・ゲーム」での化けっぷりがいかにとんでもなかったかを実感。本作、やりたいことは分かるんだけど詰め込み過ぎ。結果としてどれも丸く収まってない気がする。東京大空襲・原爆・二世問題・戦時中の日本の空気、それらをマトモに問題として書いたうえでミステリとしても傑作、なんてことは起こり得ないと思うので、以降の方針転換は大正解。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2015年7月19日
- 読了日 : 2015年7月18日
- 本棚登録日 : 2015年7月18日
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