日本のいちばん長い日 決定版 (文春文庫)

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本棚登録 : 1405
レビュー : 160
著者 :
mhsingaporeさん 教養   読み終わった 

昭和20年8月15日正午までの1日を、「24」ばりに1時間刻みで描いたノンフィクション。天皇とその周辺、首相とその周辺、陸軍大臣とその周辺、叛乱を企てる青年将校、そしてNHK職員の動向が複雑に入り乱れ、えげつない緊迫感をもたらす。特に陸相・阿南惟幾の潔さが際立つが、足元の陸軍省の将兵の脱走、畑中少佐らの暴徒化など結局統制がいちばん効いていなかった点を鑑みるに、なんとも複雑な気分になる(この違和感をまだ整理できていない)。日本の現状認識の歪みが一気に矯正されていった時期のハイライトの1日の貴重な記録。傑作です。

レビュー投稿日
2014年9月20日
読了日
2014年9月13日
本棚登録日
2014年9月13日
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