ここまで「引用は抜群に面白くて、自説はビミョー」な本は久々。特に「東京の西海岸・東海岸」「日本製エリートの年齢と知力の推移」という自作のテーブル・グラフは、思わず「なんでわざわざこんなもん放り込んできたんや」と唸るぐらいの偏見の結晶。嬉しくなります。結局、漱石の「私の個人主義」と冨山和彦と半藤一利と山本七平は避けて通れない、更には、名編集者は名作家ではない、ということを再認識させてくれた労作。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ビジネス
- 感想投稿日 : 2017年6月23日
- 読了日 : 2017年6月23日
- 本棚登録日 : 2017年6月23日
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