梅もどき (角川文庫)

  • KADOKAWA (2019年1月24日発売)
3.53
  • (2)
  • (6)
  • (5)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 80
感想 : 6

秀吉の家臣、青木勘七の一人娘お梅は、関ヶ原の戦いで青木家が敗者となったために追われる身となる。
「なにがあっても生き延びよ」という父の遺言に従うため縁者を頼って身を隠しながら転々とし、奇しくも敵方家康のもとにたどり着く。
密かに慕う本多正純のためとお梅は家康の側妾になる決意をするが…。
数多いる家康の側妾の中でも決して光の当たる存在ではなかったお梅に凛としたキャラクターを与えた本書。時代小説の醍醐味が味わえる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 諸田玲子
感想投稿日 : 2019年4月28日
読了日 : 2019年4月28日
本棚登録日 : 2019年4月28日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする