春琴抄 (新潮文庫)

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本棚登録 : 6229
レビュー : 745
著者 :
mi-keyさん 谷崎潤一郎   読み終わった 

昭和8年に「中央公論」に発表された中編小説。9歳で失明した春琴は音曲の稽古へ向かうのに、4歳年上の佐助という丁稚をお供にしていた。佐助は、美貌で強情気儘な春琴に強い憧憬と畏怖をもって忠義に仕え、その主従であり師弟でもある関係に幸福を見出していたのだった。
これぞ谷崎、というくらい倒錯しちゃった男女間の愛情を描いた作品。「痴人の愛」がダラダラときりがないのに比べて、こちらは行くとこまで行ってしまっていて、いっそ気持ちがいいというもの。(いや、でも、アノ場面は気持ち悪いことこの上ないが。)

レビュー投稿日
2012年9月19日
読了日
2001年8月22日
本棚登録日
2012年3月24日
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