仙台の家に引っ越してから、姉の些細な神経はますますその度合いを増していくようだった。
見えないものを見、聞こえない音を聞く。
それは死者の気配。
生きているものたちの後ろにひっそりとある異界のものたちの存在。
かれらは何を伝えようとしているのか。
恐怖より哀しみ、不思議より美、幻想に満ちたあやしの交流を、流麗な筆致で描く恐怖短篇集。
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- 感想投稿日 : 2006年5月13日
- 本棚登録日 : 2006年5月13日
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