最後まで大切な人の幸せを守りたくて必死だった秀一。しかし彼の行動は決して誰のことも幸せにできなかった。
彼の優しさ、事態をどうすることもできない無力さ、そして最後に誤った手段を選んでしまった幼さに胸が締め付けられる想いがした。
決して許されない、間違った方向へ正義を向けてしまった少年。しかしながら、それを頭ごなしに非難できないほど、切なくやり切れない一冊。
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- 感想投稿日 : 2019年5月4日
- 読了日 : 2019年5月2日
- 本棚登録日 : 2019年5月2日
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