村上春樹の紀行文を何冊か読んだが、なかなか味があるなと思う。
この本では、外国はメキシコ、モンゴル、アメリカから日本は香川、阪神間と、遠くから近場まで旅行する。でも、我々の旅行のように楽しかったなあ、珍しいものをみたなあというのは、あまりない。むしろ、こんなひどい目にあったな、大変だったなあというのが多い。でも、それを楽しんでいるようでもある。結局、レストランでビールやコーヒーを飲みながら、持っていった本を読んでいるのが一番いいのではないか。
なかなか思い通りにならなくて、ぶつぶつ文句を言っている村上春樹氏が読者にとっては一番面白く、またこの種の本を買ってしまう
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
紀行
- 感想投稿日 : 2012年1月7日
- 読了日 : 2012年1月7日
- 本棚登録日 : 2012年1月3日
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