すしの歴史を訪ねる (岩波新書 新赤版 641)

著者 :
  • 岩波書店 (1999年10月20日発売)
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古代のナレズシから現代の回転寿司までの歴史を丁寧に解き明かした労作。素材と製法の多彩さ、味の想像がつかないものも多く興味は尽きない。
「江戸で完成された江戸前握りずしは、すしの系譜からいえば、ごく末端の枝葉にしかすぎない。一部の握りずし愛好家がいうような極端な能書きや講釈は、本来すしの世界には無縁であった。逆に、自由な発想で変幻自在であることこそが『すしの本分』といえる」(182P)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: たべること
感想投稿日 : 2015年9月27日
読了日 : 2015年9月27日
本棚登録日 : 2015年9月27日

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