世界は未だ戦場だらけである。アフガニスタンの難民キャンプ、レバノンの大虐殺、パレスチナの難民キャンプと自爆テロの現場・・。テレビや新聞では、その本当を知ることができないのかもしれない。著者は言う「日本のメディアは、こうした動きを捉えることには失敗しつづけている。「反テロ戦争」をスローガンとした、米国主導の武力による世界再編の大きな流れを、きちんと私たちに知らせることもできなくなっている。私たちの危機感も焦りも深まるだけだ」と。そこでこのシリーズが創刊された。写真の持つ圧倒的情報が、魂を揺さぶる。動揺する。この平和な国で、普通に毎日を過ごすことが、許されないことにすら思えてくる。それほど、彼の地は悲惨である。僕と彼等、ただ生まれた場所が少し違っただけである。本当に同じ地球上のことなのだろうか・・・。それほどまでにこの地球は未だに大きい。
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ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2010年8月29日
- 読了日 : 2003年8月16日
- 本棚登録日 : 2010年8月29日
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