シリーズの別冊、最終巻。
広河隆一の覚悟。戦争報道は被害者の立場に立たなければならない。ジャーナリストがいなくなってから権力は狂暴になる、だからジャーナリストは現場にいなければならない。つまり著者は、ジャーナリストに「報道」以上の役割を与える。第4の権力は市民から付託されたもので、その権力を生かすことを考えろ、とつまり言っているのである。
カメラマンとジャーナリスト。フォト・ジャーナリストは写真家ではなく、ジャーナリストだと言い切る。著者の覚悟はすさまじい、と思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2010年11月7日
- 読了日 : 2005年8月14日
- 本棚登録日 : 2010年11月7日
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