『暗夜』は同じく社会主義圏(だった)ソルジェニーツィン作品の絶望感・共存する明るさに似ている。伝統的宗教が失われ共産党批判が許されないなか弾圧をする理由がありえない不条理で描く奇妙な晦渋か?/宮崎正弘推奨『戦争の悲しみ』は世界文学と呼ぶにふさわしいベトナム戦争中の悲恋の物語。初恋の夢は失われたのではなく「平和への祈り」のように、草木が生い茂って見失われた道のように現存すると言う。人間は暴力的でそれは生殖と近しい。戦闘などの描写が凄まじい。「現役の作家で彼ほど多くの殺戮現場と死体を見たものは少ない」映像不要
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カテゴリ:
二十世紀小説
- 感想投稿日 : 2021年4月5日
- 読了日 : 2011年7月2日
- 本棚登録日 : 2021年4月5日
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