midoridensyaさん  未設定  読み終わった 

各叡智との対談形式の本。対談なので、各識者の主張根っことなる部分体系的に知ることはできない。なので、各識者の主張を別途よく理解したうえで読むのが良い本である。

ジャレッドダイアモンド
格差が現代の大問題。人同士の結び付きが異様に強いニューギニアなどの伝統社会に、教育や高齢者の取扱などについて学ぶことは多い。
日本の人口減少はむしろ良いこと(資源が少ないからとのこと。均等に減少するのではなく、少子化でかつ地方で特に減少するから社会の構造を大きく変えないと対応できない というのが問題の本質だと思うのだが、具体な解決策や、良いこととする根拠の詳しい説明はなし。ただ、高齢者をもっと有効活用すべきとの意見はそのとおりと思う。)

ユヴァルノアハラリ
人類の作り出した虚構と現実をしっかり区別して、虚構のために苦しむのではなく、虚構を利用して幸福になるべき。それが虚構かどうかの区別は、それ自体が苦しみを感じるか否かで判断すれば良い(日本という国家は苦しまない など)。
20世紀に最もうまく機能した民主主義は、テクノロジーの発展に伴う変化の激しさ、将来の不確かさの前に、現代の課題に対応できないという機能不全をもたらしているが、代替となる政治制度が出てきていないのが現状。
テクノロジーの発展により、役立たず階級が大量に発生する。

リンダグラットン
人生100年時代が来て、これからは有形の資産以外に、変化できる性質や活力、生産性といった無形資産が高齢者にも必要になり、共働きで学び続けられる環境を維持していくべきとする。

ニックボストロム
AI専門家。AIの進歩は想定より早く、人類が敵わないレベルのスーパーインテリジェンスの実現は間違いなくやってくる。そこに向けて、技術の向上とともに、AIが人類全体のために働くような方向付けや、人類滅亡などの恐れがないように方向付けるためのしくみの研究も同時並行しなければ取り返しのつかないことになる と警告する。

ダニエルコーエン
テクノロジーの進歩が格差を生み、トップが総取りする状態を生み出した看破する。
今後は、テクノロジーとの融合ではなく、テクノロジーを使いこなすことに力をいれるべきと主張する。

その他
北朝鮮問題や、アメリカの分断(基本はトランプ批判)など。

レビュー投稿日
2019年10月19日
読了日
2019年10月19日
本棚登録日
2019年10月18日
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