消費社会の神話と構造 普及版

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本棚登録 : 659
レビュー : 37
制作 : Jean Baudrillard  今村 仁司  塚原 史 
かいちょーさん 教養   読み終わった 

今までに読んだ本の中でも特に難解だった(今まで新書ばかり読んできたせいもあるが)。

社会学の一分野としての消費社会論だったが、巻末の説明によれば「マルクス経済学にソシュール記号論を導入した理論」であるらしいので、哲学や経済学の要素を多分に含んでいる。

こういう「難解な古典」を読む経験が自分に足りていないことは自覚しているが、その数少ない経験と比較した時、本書からは他書に無い感覚を得た。
というのも、文章は難解で殆ど理解できないものの、「ここには自分の知らない、何か重要な示唆が多く含まれている気がする、それなのに十分に理解できないことが非常に悔しい」というものだ。

哲学の本を読んでいて、文章がスッと自分の中に落ち着いた時に、何とも言えない「発見の昂奮」のようなものを得ることがある。
この本には、理解さえできれば得られるはずの「発見の昂奮」が、他の本よりも多く、深く、存在する気がした。

そんなもの、理解できていないのだからなぜ感じるのか説明もできないのだが、僕はそこに一種の学びの神秘のようなものを感じる。
というか、昔どこかで読んだ内田樹の文章に同じことが書いてあったはずだ(だからそう感じるのかもしれないが)。

内容については、読みながらメモしたものをブログか何かでまとめてみたい。
本書をもとにレポートを命じられた大学生が参考にして、みんなでコピペがバレて落第してくれる程度の質にはしたいと思っている。

レビュー投稿日
2013年10月21日
読了日
2013年10月21日
本棚登録日
2013年10月21日
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