セロ弾きのゴーシュ (角川文庫)

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本棚登録 : 684
レビュー : 66
著者 :
ダイコン読者さん  未設定  読み終わった 

↓『グスコーブドリの伝記』より
「私のようなものは、これからたくさんできます。私よりもっともっとなんでもできる人が、私よりもっと立派にもっと美しく、仕事をしたり笑ったりしていくのですから」(156)

ブドリー!!(泣)これ映画化されたら泣くわ。映画館で号泣だわ。
賢治の考える人間って、ちゃんと1つの集合体ですよね。個人個人が切れてない。
ラストの「たくさんのブドリのお父さんやお母さんは、たくさんのブドリやネリといっしょにその冬を、暖かいたべものと明るい薪で楽しく暮らすことができたのでした。」が……切ない。賢治の「自己犠牲」は悲しいけど暗くはないんだなあ。未来に向けて、ちゃんと自分も生かされてる自己犠牲というか。悲しんでくれる人が一人でもいたら、それで満足という気概。

いいな~宮沢賢治。一時期先生だったはず。変わった人だけど、生徒からの人気は高かったとか。私も習いたかった。

レビュー投稿日
2012年6月16日
読了日
2012年6月24日
本棚登録日
2012年6月16日
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