宝塚を舞台にした物語、『男役』『娘役』に続く第三弾にあたる。前作で登場した人物も複数登場し、物語の一連の流れは続いている。
前半はジェリコの愛称で親しまれる演技派の男役、後半は「たらし」の技術に優れるレオンという男役が主役のような扱いで、いつのまにか主人公が入れ替わっていることに少しだけ違和感を感じる。
宝塚の世界、というものを描きたかったのかな、と思うのだけれど、物語の主軸が定まらない印象を受けた。
宝塚ファンだとまた違った楽しみ方ができるのかも。
読書状況:読み終わった
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平板なかんじ
- 感想投稿日 : 2018年11月4日
- 読了日 : 2018年11月4日
- 本棚登録日 : 2018年11月4日
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