中国を舞台にしたファンタジー、二作目だ。
母親が異世界の住人であるために齢は成人しているのに見た目は子供のままという異形の千里と、高原の勇者バソン、天涯孤独の仏僧絶海が、前作同様活躍する。
一作目は千里の傲岸不遜な性格に反発を感じたり、やたら個性を発揮する三人の誰が主人公なのか曖昧なところが中途半端に感じていたが、二作目になって「成長する青年たちの冒険譚」として落ち着いた感じがする。落ち着いたとはいってもノリは少年漫画だ。
シリーズ風の体裁も整ってきて、物語の方向性が見えてきた気がする。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
平板なかんじ
- 感想投稿日 : 2011年2月7日
- 読了日 : 2011年2月7日
- 本棚登録日 : 2011年2月7日
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