TRANSIT(トランジット)5号 ~ヒマラヤ特集 美しきヒマラヤが呼んでいる~ (講談社MOOK)
- 講談社 (2009年6月5日発売)
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感想 : 8件
猛烈にヒマラヤに行きたくなった。
こんな魅力的な場所だったとは!
大自然をめぐるトレッキングも楽しそうだし、ネパール、ブータン、シッキム(インド)といった国々も非常に魅力的だ。シッキムという土地を、私ははじめて知った。
これらの国を単純に未開の神秘的な観光地として紹介するのではなく、急速にグローバル化が進み、古いものと新しいものがせめぎ合い、古いものが価値のないものとして失われつつある過渡期である、ということも隠さずに記事になっているのが興味深かった。
普段いかに自分たちが利便性の高い生活をするかに腐心しているくせに、旅先には、素朴で昔ながらの生活を守ることを傲慢に求めてしまう。現地の人間は、決して朴訥な聖人ではない。旅先は生活の場であり、アミューズメントパークではない。
そのことを「観光」に溺れるあまり、自分が忘れがちだということにはっとさせられた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
旅に出たい
- 感想投稿日 : 2009年11月24日
- 読了日 : 2009年11月24日
- 本棚登録日 : 2009年11月24日
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