文章や構成にはややぎこちなさを感じたけれど、そこそこ大人になってから初めて異国にわたり学生に戻る感じは自分の留学時代にもかさなり、その初々しい緊張や自分への失望や苦しみや喜びにひとつひとつ頷くように読んだ。
世界中から集まった才能と知識のあるエリート学生のなかで明らかに劣っている自分のことを、日本では著名なプロのミュージシャンとしてやってきたそこそこ年かさの男が受け入れ、乗り越えていく。その過程に大人の青春を感じてワクワクさせられ、何か始めたくなる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2018年8月15日
- 読了日 : 2018年2月7日
- 本棚登録日 : 2018年8月14日
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