認知症のおばあさん「カケイさん」
この作品は、カケイさんの一人称で全てが進んでいく。
認知症は何にも考えることができないわけではない。
認知症は全てを忘れてしまうわけではない。
認知症は相手を思う心を無くしてしまったわけではない。
仕事でも認知症と関わっている私。
彼女たち、彼らの頭の中を見てみたいと常々思ってきた。
こんな風に彼女たち、彼らは思っているのか…。
作者はこの「カケイさん」壮絶な一生を作品にしたのだろう。でも、介護に関わる仕事をしている私には、それプラス、認知症のリアルを知るためにはすごく参考になる作品だと感じる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2023年12月12日
- 読了日 : 2023年12月10日
- 本棚登録日 : 2023年12月12日
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