2010年に書かれた書籍のため、前半のソーシャルメディアのくだりはおさらいという印象。後半の次世代の広告のあり方は、SNSの考え方の延長線上にあることから、腹落ちしやすい提言になっています。
SNSの普及、それは共感での結びつきの浸透を意味していて、広告が溢れかえった現代では、コンセプト、デザイン、ストーリーが差別化させるための重要な要素となると。
納得できます。ここに共感が加わると、もはや広告はクリエイターのものではなく、生活者のものになるのではないかな。発信することよりも、いかに生活者に育ててもらえるかに重きをおく広告。生活者の中に入り込む日常的な広告。心地よい、社会貢献の要素をもつ愛すべき広告。そういう意味で、生活者はターゲットではなくパートナーだと。
広告の概念の幅が改めて広がりました。
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- 感想投稿日 : 2012年12月7日
- 本棚登録日 : 2012年12月6日
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