動物会議 (大型絵本)

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本棚登録 : 95
レビュー : 14
制作 : ヴァルター・トリアー  池田 香代子 
mikamonさん 翻訳-独・中欧文学   読み終わった 

可愛い挿絵に思わずくすっと笑ってしまうケストナーらしい表現、でもテーマは軽いものではない。この本が書かれたのが第二次大戦直後ということがそれを物語っている。
冒頭なぜ動物たちが人間のこどもの心配をしてくれているのだろう、と唐突な印象はあったが、読み進めるうちにそんなことは大きな問題ではないと思うようになり、一体動物たちが人間に何を要求してくるのかと期待しながらページをめくると、動物たちの真剣さに惹き込まれ、自分も普段将来あるこどもたちのために、と言いながらただ言ってるだけにすぎないことに反省させられる。
動物たちが人間に突きつけた条約の5つ目、教師がもっとも高い給料を受けるものとする、ということには大きく同意。将来の国を作る人間を作るということは将来の国作りを担うのが教師で、政治家はほんの近い将来しか見ず国作りをしているに過ぎないからだ。
フリガナが少し難しい漢字にしか振られていないのと、翻訳の口調が少し古いので小さいお子さんには読みにくいし、話そのものの理解も難しいだろうが、小さい子にもほんの少しでよいので伝わってほしいと思う話しである。

レビュー投稿日
2013年2月12日
読了日
2013年2月2日
本棚登録日
2013年2月2日
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