この本には生物のサイズや体のつくりが自然界から見るとこんなに合理性があって、うまくつくられているものだと感心させられることしきり。
代謝量と体重の関係、体重と食べる量の関係、レイノルズ数(慣性力と粘着力の比)と体長の関係など、様々な動物のそれらの関係を並べてみると綺麗に比例関係にあるのは自然界の不思議であり何とも見事だとしか表現できず、人間は普段人間の目線でしか考えない、なんとも視野の狭い動物だという気にさせられてくる。
自分自身は学生時代生物は苦手科目であったが、そのような人でも問題なく読むことのできる、人間が最も優れた生物だという自惚れを拭い去ってくれる内容であると思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
数学・科学
- 感想投稿日 : 2012年2月27日
- 読了日 : 2012年2月25日
- 本棚登録日 : 2011年5月2日
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