半逆光

著者 :
  • KADOKAWA (2021年3月26日発売)
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感想 : 16
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被写体の斜め後ろから当てる半分だけの逆光は、最も美しくて最も捉えにくい光だという。それで撮る花は、生命力が透けて見える。
その美しい花もいずれ萎れたり折れたりする。
これがタイトルに。
幸せな夫婦がいて、ある時夫のメールを盗み見たことから夫の不倫が発覚。
初めは奥さんの目線だったが、後半は不倫相手の女性目線に変わる。
美しいストーリーみたいに書いてあるが、男がずるい。
本当にずるい。
奥さんも、不倫相手の女性もすごく苦しみ続けた。
不倫相手の女性はその自分の恋愛を小説にして出版するとか狂気の沙汰だと思う。
墓まで持って行ってほしい。周りの人全てを傷つける行為だと思う。
ハッピーエンド風だが、お互いにモヤモヤはないのか?疑問。
許すことができる器の大きな女性だったということなのか?
私がモヤモヤなまま。
しかし、始めから終わりまで
先が気になり一気読み。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年7月1日
読了日 : 2021年7月1日
本棚登録日 : 2021年7月1日

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