採薬使佐平次シリーズ、3作目。
前作では採薬使というより単なる隠密モノという雰囲気で終わってしまっていたが、今回は阿芙蓉など薬草関連の話が織り込まれ、本来の採薬使としての佐平次の能力が発揮された、シリーズらしい作品になっていたと思う。現代の麻薬犯罪に通ずるようなストーリーで、その分、馴染み深いためか読み易かったかも。おまさちゃんと省吾さんのエピソードも上手く組み込まれていて、二人の今後の関係性も気になってくる。シリーズ作品としては今回が一番。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年11月6日
- 読了日 : 2014年11月6日
- 本棚登録日 : 2014年10月29日
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